製作会社 東宝映画
配給 東宝
公開 2012年8月25日
上映時間 111分
製作国 日本
言語 日本語
監督 降旗康男
脚本 青島武
製作 市川南
平城隆司ほか
音楽 林祐介
キャスト
倉島英二 - 高倉健
倉島洋子 - 田中裕子
南原慎一 - 佐藤浩市
田宮裕司 - 草剛
濱崎奈緒子 - 綾瀬はるか
濱崎多恵子 - 余貴美子
大浦卓也 - 三浦貴大
漁協の役員 - 石倉三郎
お好み焼き屋の客 - 岡村隆史
笹岡紀子 - 根岸季衣
大浦吾郎 - 大滝秀治
塚本和夫 - 長塚京三
塚本久美子 - 原田美枝子
警官 - 浅野忠信
杉野輝夫 - ビートたけし
富山の刑務所で指導教官を務める倉島英二に、亡くなった妻・洋子から届いた絵手紙。そこには今まで知らされることの無かった“故郷の海に散骨して欲しい”という洋子の想いが記されていた。
その真意を知るために、故郷へ向けて自分で内装をした車で一人旅を始める英二。その旅は富山から始まり飛騨高山、京都、竹田城、瀬戸内、下関、北九州市門司区、そして洋子の故郷である長崎県平戸の漁港・薄香へと続く。
風光明媚な地で出会うさまざまな人々と、さまざまな人生。出会いと別れ。そしてそれは英二が洋子の深い愛情に改めて気付かされる旅でもあった。
高倉健にとって2006年の『単騎、千里を走る。』以来6年ぶりの主演映画であり、遺作となる。
また2012年に亡くなった大滝秀治の遺作でもある。
高倉健が亡くなる2年前の作品なので老いは隠せない。
この作品を観て初めて、高倉健に老いを感じた。
亡くなった妻との回想シーンを交えて、妻の最後の希望を叶えようと旅にでる。
どうというテーマではないが、退屈がちになる旅だか、そこは映画なので様々な人との出会いがあり話を膨らませていく。
脇を固める俳優も、流石高倉健の主演作と感じさせる顔ぶれだ。
高倉健の最後の作品にふさわしい暖かい作品だと思う。