製作 松竹・霧プロダクション
配給 松竹
公開 1983年2月19日
上映時間 99分
製作国 日本
言語 日本語
監督 三村晴彦
脚本 三村晴彦
加藤泰
原作 松本清張
製作 野村芳太郎
宮島秀司
音楽 菅野光亮
出演者
田島 … 渡瀬恒彦
大塚はな … 田中裕子
土橋良作 … 石橋蓮司
良作の妻 … 樹木希林
旅の呉服屋 … 柄本明
小野寺建造 … 平幹二朗
国立病院医師 … 加藤剛
三十数年昔のこと、16歳の私は、はじめて天城を越えた。
天城のトンネルを通り抜け湯ヶ島まで来たときには、もう夕方近くなっていた。向こうから、一人の大男が歩いてきた。一目で、他所者だと分かった。「あれは、土方だね。ああいうのは流れ者だから、気をつけなければいけない」と、呉服屋から言われた。静岡に行く元気がなくなった私は、下田に引き返す決心をした。
すると、そのとき、修善寺の方角からひとりの女が歩いてくるのが目についた。私は、その女が過ぎてから足の向きを変え、あとを歩いた。「そいじゃ、ちょうどいいわ。下田までいっしょに行きましょうね」。私は自分でも顔のあかくなるのを覚えた……。
老刑事の回想で話始まる。
性の目覚めの少年が、母親の行為を見てから女性には憧れるが性行為を憎んでしまうが故殺人まで犯してしまう。
この映画は、田中裕子の表情での演技が全てを物語っている。
昔から田中裕子はブスだと思っていて、大人になったらわかるかと思っていたが、私の印象は変わらなかった。
配給 松竹
公開 1983年2月19日
上映時間 99分
製作国 日本
言語 日本語
監督 三村晴彦
脚本 三村晴彦
加藤泰
原作 松本清張
製作 野村芳太郎
宮島秀司
音楽 菅野光亮
出演者
田島 … 渡瀬恒彦
大塚はな … 田中裕子
土橋良作 … 石橋蓮司
良作の妻 … 樹木希林
旅の呉服屋 … 柄本明
小野寺建造 … 平幹二朗
国立病院医師 … 加藤剛
三十数年昔のこと、16歳の私は、はじめて天城を越えた。
天城のトンネルを通り抜け湯ヶ島まで来たときには、もう夕方近くなっていた。向こうから、一人の大男が歩いてきた。一目で、他所者だと分かった。「あれは、土方だね。ああいうのは流れ者だから、気をつけなければいけない」と、呉服屋から言われた。静岡に行く元気がなくなった私は、下田に引き返す決心をした。
すると、そのとき、修善寺の方角からひとりの女が歩いてくるのが目についた。私は、その女が過ぎてから足の向きを変え、あとを歩いた。「そいじゃ、ちょうどいいわ。下田までいっしょに行きましょうね」。私は自分でも顔のあかくなるのを覚えた……。
老刑事の回想で話始まる。
性の目覚めの少年が、母親の行為を見てから女性には憧れるが性行為を憎んでしまうが故殺人まで犯してしまう。
この映画は、田中裕子の表情での演技が全てを物語っている。
昔から田中裕子はブスだと思っていて、大人になったらわかるかと思っていたが、私の印象は変わらなかった。