原題 我的父親母親
英題 The Road Home
製作会社 広西電影制片廠
北京新画面影業公司
配給 日本 ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント
公開 日本 2000年12月2日
上映時間 89分
製作国 中華人民共和国
言語 北京官話
監督 張芸謀(チャン・イーモウ)
脚本 鮑十(パオ・シー)
原作 鮑十(パオ・シー)『初恋のきた道』(塩野米松訳、講談社)
製作 趙愚(ツァオ・ユー)
製作総指揮 張偉平(チャン・ウェイピン)
キャスト
招?(チャオディ) … 章子怡(チャン・ツィイー)
駱長余(ルオ・チャンユー)… 鄭昊(チョン・ハオ)
駱玉生(ルオ・ユーシェン)… 孫紅雷(スン・ホンレイ) (語り手)
招? 趙玉蓮(チャオ・ユエリン)… 大方斐
都会で暮らすユーシェンは、父親の訃報を聞き、遥々母のいる小さな農村へと帰郷した。父はこの村の小学校を40年以上、一人で支えた教師だったが、校舎の建て替えの陳情のために町に出かけた際に、心臓病で急死したのだ。
父の遺体を町からトラクターで運ぶという村長たち。だが、母のチャオディは、伝統通りに葬列を組み、棺を村まで担いで戻ると言い張った。葬列を組もうにも、村の若者は出稼ぎに出て人手が足りない。困り果てたユーシェンは、母と父の、若かりし日の出逢いを追想する。
母のチャオディが18才の頃に、この村に初めて小学校が建つことになった。町から来た教師は、20才の青年チャンユーだった。一目ぼれしたチャオディは、自分の数少ない服を、急いで赤から華やかなピンクに着かえた。古い時代のこの村では自由恋愛は稀で、アピールの方法もなかったのだ。
チャン・ツィイーの出世作。
父親の死で、父親を村に連れ帰る方法を巡り伝統にのっとった方法を希望する母親。
どんなに父親を愛していたかを回想シーンで表す。
中国のある田舎の一昔前の話だが、今でも中国の田舎ではありそうな話に思える。
劇中のチャン・ツィイーはピュアなのだが、かなり積極的でヘタするとストーカー的行動をとる。
チャン・ツィイーは母親の若き時の役だが、殆んど回想シーンなのでチャン・ツィイーの姿をたっぷり見られるのでファンにも安心して見られる。
今までチャン・ツィイーの姿はエンプレスや芸者役など女優として確立した姿しか見たことがないので、ピュアな普通の娘役は新鮮だった。