原題 Planet of the Apes
製作年 1968年
製作国 アメリカ
配給 20世紀フォックス
上映時間 112分
監督 フランクリン・J・シャフナー
脚色 ロッド・サーリング 、 マイケル・ウィルソン
原作 ピエール・ブウル
製作 アーサー・P・ジェイコブス
音楽 ジェリー・ゴールドスミス
キャスト
テイラー / チャールトン・ヘストン
ザイアス / モーリス・エヴァンス
ジーラ / キム・ハンター
コーネリアス / ロディ・マクドウォール
ノヴァ / リンダ・ハリソン
ケープ・ケネディから打ち上げられた宇宙船が1年6ヵ月後に、オリオン星座に属する、ある惑星に着陸した。
だが地球では、この間に2000年という年月が流れた勘定になる。
宇宙船にはテイラーを隊長とするドッジ、ランドンらの宇宙飛行士が乗っていたが湖に着水した時、宇宙船は破損して沈没。
3名は無人の陸地に上がり、数日間、砂漠地帯をさまよい歩いた。
そして、やっと森林地帯に入った時、初めてほかの人間を見たが、彼らは一様に原始人のようであった。
そこへ現れた猿の一群。
猿たちが人間を捕獲するではないか。服を着て馬に乗り銃を手にした猿たちが。喉を撃たれたテイラーも捕まえられた。この時、捕まえられた人間の中に女が1人、のちにノバと名づけられた。
この惑星では、猿が高い文化を誇る高等動物で、人間は口もきけない下等動物である。猿たちはしばしば、こうした人間狩りを行っている。
CGもない時代に作られた「猿の惑星」のオリジナル第1弾。
今もこの作品は作られているが、猿が猿のまま知性が上昇した状態でリアル感があり当然面白いのだが、個人的には猿が進化して体型は人間のようになり、顔だけ猿のほうが好きだ。
人間も猿から進化して、この状態になったわけだから、猿が進化して人間化したほうがリアル感はあるように感じる。
今ならCGで簡単に作れてしまうものでも、この時代にこれだけの物を作ってしまう発想力、技術は賞賛に値すると思う。
新シリーズの猿の惑星を観て、オリジナルの存在を知り観る人もいるだろう。
その人達が、どのような感想をもつのかは知らないが、オリジナルがなければ新シリーズもなかったことを理解してほしい。
ラストの自由の女神像が出るシーンは、いつまでも忘れられない。