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Channel: 野良猫ロック
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しなの川

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配給 松竹
公開 1973年11月3日
上映時間 91分
製作国 日本
言語 日本語

監督 野村芳太郎
脚本 ジェームス三木
原作 岡崎英夫
上村一夫
製作 樋口清
音楽 冨田勲


キャスト
高野雪絵:由美かおる
朝田竜吉:仲雅美
沖島雄介:岡田裕介
高野淳三郎:仲谷昇


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昭和3年、17歳の朝田竜吉は、十日町の高野家に奉公となる。高等女学校3年生の娘の高野雪絵と知り合うが、その後雪絵は長岡の高女に転校させられ離れ離れになる。
昭和5年、高女の国語教師で左翼の沖島雄介と恋仲になり、駆け落ちするが処女を与えた後、疎遠となる。十日町にかえり、雪絵と竜吉は再会する。そして、信濃川に落ちて心中するが、どちらも命は助かる。

雪絵は、佐渡にいる母を訪ね、父親が同性愛者であり実の父親ではないことを聞く。雪絵は自分の中に流れている母の血を感じて母と和解し、父親をも許し、父の進める縁談を受けることにする。嫁入りの日、雪絵の姿を見つめる竜吉は満州へと旅立つ。


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昭和50年辺りで、この作品の原作者村上一夫をはじめとして多くのセクシー路線の青年漫画が出回っていた。

私は子供だったが友人から借りて関根恵子主演の映画の原作本等は読んだが、友人の好みじゃなかったのか村上一夫の本は読んだ事がなかった。
しかし絵は見たことがあり竹下夢二のような作風で暗いイメージがあった。

本作を観るのは初めてだが、同原作の『同棲時代』と同年代の話かと思っていたが、昭和初期の話だった。

駆け落ちや心中と言った、母親の血が流れている事が意識的か無意識か行動に現れる暗い展開だ。
そして母親に再会し大人になっていく主人公の心情を表現している。

たいして面白くはないが、由美かおるの均整の取れたヌードに新鮮味を感じる。

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