FURY
製作年 2014年
製作国 アメリカ
配給 KADOKAWA
上映時間 135分
監督 デヴィッド・エアー
脚本 デヴィッド・エアー
音楽 スティーブン・プライス
キャスト
ドン・コリアー / ブラッド・ピット
ボイド・スワン / シャイア・ラブーフ
ノーマン・エリソン / ローガン・ラーマン
トリニ・ガルシア / マイケル・ペーニャ
グラディ・トラヴィス / ジョン・バーンサル
マイルズ軍曹 / スコット・イーストウッド
パーカー中尉 / ゼイヴィア・サミュエル
ワゴナー大佐 / ジェイソン・アイザックス
ピーターソン軍曹 / ケヴィン・ヴァンス
イルマ / アナマリア・マリンカ
エマ / アリツィア・フォン・リットベルク
1945年4月、第二次世界大戦下。
ナチス占領下のドイツに侵攻を進める連合軍の中にウォーダディーと呼ばれる米兵がいた。
長年の戦場での経験を持ち、戦車部隊のリーダー格存在である彼は、自身が“フューリー”と名付けたシャーマンM4中戦車に3人の兵士と共に乗っていた。
ある日、ウォーダディーの部隊に新兵のノーマンが副操縦手として配属される。
だが彼はこれまで戦場を経験したことがなく、銃を撃つこともできない兵士であった。
繰り返される戦闘の中、想像をはるかに超えた戦場の凄惨な現実を目の当たりにするノーマン。
5人の兵士たちがぶつかりあいながらも絆を深めていく中、ドイツ軍の攻撃を受け、他部隊はほぼ全滅となる。
なんとかウォーダディーの部隊は生き残るが、300人ものドイツ軍部隊が彼らを包囲していた。
そんな状況下、ウォーダディーは無謀にも“フューリー”で敵を迎え撃つというミッションを下す……。
ブラッド・ピット主演……私にとっては心踊らない名前だ。
彼の名前では惹きつけられない…どっちかといえば嫌いな俳優だ。
今回は作品の題材で観てみた。
嫌いな俳優でも絶対観ないのではなく、題材により観る価値があると思えば観る。
結果から言えば面白い、観て良かった作品だ。
1時期は戦争映画はベトナム戦争が中心で海兵隊をはじめ歩兵の話が中心だったが、第二次大戦に舞台を移し、これまた久しぶりの戦車が主役の映画だ。
戦車が主役なのでスピード感はないが、迫力満点だ。
勿論主役はブラッドなのだが、戦争を通じて変化していくノーマンの心情こそ主点だと思う。
クリスチャンで人を殺す事を躊躇い、死体を見ては嘔吐する気弱で情けない男が、人に恋し悲しみを経験し…人を殺す事の面白さを覚える。
戦争とはいかなる時も人を狂気におとしめる。