配給 松竹
製作年 1969年
製作国 日本
言語 日本語
上映時間 90分
監督:野村芳太郎
脚本:野村芳太郎、永井素夫
製作:杉崎重美
音楽:林光
キャスト
南田松次郎:渥美清
山口愛之助:長門裕之
山口静子:岩下志麻
原田辰吉:伴淳三郎
原田知江:中川加奈
若松ローズ:香山美子
新聞記者:財津一郎
片岡明:大野しげひさ
権太郎社長:加藤嘉
清掃員A:大橋壮多
清掃員B:坊屋三郎
和尚:関敬六
神主:谷幹一
刑事:石井均
ボイラーマン:佐藤蛾次郎
犬飼婦長:野村昭子
南田松次郎は、どこへ行っても厄介もの。三池地区の保護司から紹介状を持たされ、父親の故郷若松で保護司をしている山口医院の院長山口を訪れた。山口は夫人の静子や看護婦の友江らを説得して、松次郎を家に置き、さらにダルマ船の清掃夫の就職まで斡旋した。だが、酒に目のない松次郎は、ベテラン船長原田と大喧嘩。そのうえ、腐ったフグを仲間たちに喰わせ、またしても風来坊になってしまった。
ところが、FBIから手配中の金塊の運び屋を叩きのめしたから、マスコミに騒がれる。そして、友江から初代無法松一代記を聞かされた松次郎は、すっかり感動。心の人を友江と定め、二代目無法松たらんとこれ勤めた。ところが、友江が夜になるとバーに勤め、さらに明という恋人がいることを知って落胆、いずこへともなく姿を消してしまった。
『男はつらいよ』一作目と同年に公開された前哨戦のような作品。
無茶苦茶なフーテンぶりは寅さん以上で調子に乗りやすく馬鹿で無鉄砲。
寅さんに似ているようで似ていない。
もしこっちがシリーズ化されていたら、寅さんのようにヒットしなかったと思う。