配給 松竹
公開 1971年12月29日
上映時間 113分
製作国 日本
言語 日本語
監督 山田洋次
脚本 山田洋次
朝間義隆
製作 島津清
音楽 山本直純
主題歌 渥美清『男はつらいよ』
前作 男はつらいよ 奮闘篇
次作 男はつらいよ 柴又慕情
ロケ地
岡山県(備中高梁)、山梨県(甲斐大泉)
マドンナ … 池内淳子
同時上映『春だドリフだ!全員集合!!』。
キャスト
車寅次郎:渥美清
さくら:倍賞千恵子
車竜造:森川信
御前様:笠智衆
諏訪博:前田吟
諏訪毅:梅野泰靖
諏訪修:穂積隆信
坂東鶴八郎:吉田義夫
車つね:三崎千恵子
たこ社長:太宰久雄
労務者:谷村昌彦
大空小百合:岡本茉莉
満男:中村はやと
諏訪咲江:上野綾子
菊の花売り:谷よしの
諏訪?一郎(ひょういちろう):志村喬
六波羅貴子:池内淳子
博の母が死去。その際、博の父の話をしんみりと聞き、さすがのフーテンの寅も家庭の幸せについて真剣に考えるようになる。「りんどうの花が咲き乱れ、夕げの明かりとともに笑い声が聞こえてくる・・・」柴又に帰った寅次郎は、例によって独特の節回しで自らが理想とする家庭像をおいちゃんたちに聞かせてみたが反応はいまいち。その教養なさに呆れてしまった。そんな時、近所の美人の未亡人、貴子が経営する喫茶店がオープン。数日後に偶発的に店の扉を開けた寅次郎は、そこで店を一人で切り盛りする貴子の姿を再び目にすると、たちまち脱け殻のようになってしまった。足繁く通っては大嫌いなコーヒーを飲み、貴子と家庭の幸福を分かち合うことを夢見るが・・・。
シリーズ8作目。
本作のマドンナは池内淳子で子持ちの未亡人。
オープニングの旅芸人の一座は、この後度々出演する事になる。
博の父親の言葉に感銘し、自分の言葉のように話しまわる寅さん、いつもの事だが憎めない。
そしていつもの如く恋をする。
プラトニックな寅さんの恋は、誰もが持つ本能なのだが、ここまで素直に表現できるのはピュアだからであり、バカと嘲られても微笑ましく憎めない。