製作年 2004年
製作国 日本
配給 アスミック・エース
上映時間 160分
監督 大林宣彦
脚色 大林宣彦 、 石森史郎
原作 宮部みゆき
製作 金子康雄 、 大林恭子
音楽 山下康介 、 學草太郎
キャスト
柄本明、渡辺えり、菅井きん、風吹ジュン、赤座美代子、永六輔、村田雄浩、加瀬亮、古手川祐子、大和田伸也、松田美由紀、久本雅美、多部未華子、岸部一徳、峰岸徹、裕木奈江、小林聡美、南田洋子、勝野洋、片岡鶴太郎、宮崎あおい、左時枝、ベンガル、立川談志、中江有里、小林稔侍、石橋蓮司、柳沢慎吾、島崎和歌子
1996年6月2日、東京23区に大雨洪水警報が発令された夜。
荒川区の超高級マンション”ヴァンダール千住北ニューシティー“2025号室で殺人事件が発生した。
住人台帳によると、殺されたのは小糸家の一家4人の筈だったが、その後の捜査で彼らは全くの別人で、しかも家族を装った占有屋であったことが判明する。
やがて、容疑者としてその部屋を競売によって購入していた石田直澄の名が挙がった。
しかし3カ月後、漸く出頭した彼の供述により、犯人は殺害された占有屋のひとりで、不幸な生い立ちの青年・八代祐司の凶行だったことが明らかになる。
では、八代を殺したのは誰なのか?実は、事件現場の目撃者である石田の他にもうひとり、そこに居合わせた人物があったのだ。
石田が出頭を躊躇っていたのも、その人をかばう為だったのである。
大林作品なのでレンタルしてみた。
キャストが多種多様で大林作品には欠かせない俳優からタレント、お笑いと、上手いから大根まで大挙出演している。
普通の映画とは違い斬新というか異質の作品になっている。
全編を通して死んだ者以外で多少なりとも事件に関わった者がインタビューに答えていき、ストーリーを進めていくという手法だ。
なので物語に起伏がないので、観る人を選ぶ作品だろう。
2時間40分と長く、おまけになんのアクションもなく起伏もない。
観る人によっては苦痛以外のなにものでもないだろう。
私は特に面白いとは感じなかったが、どこか本当にあった事件ではないかと錯覚させられる映画だった。