原題 BATHORY/BATHORY:COUNTESS OF BLOOD
製作年 2010年
製作国 イギリス / ハンガリー / チェコ / スロヴァキア
上映時間 140分
監督 ジュラジ・ジャクビスコ
脚本 ジュラジ・ジャクビスコ
音楽 サイモン・ボズウェル
キャスト
アンナ フリエル 、
カレル・ローデン 、
ヴィンセント・リーガン 、
ハンス・マシソン 、
ディアナ・ホルヴァトーヴァ 、
イェジー・マードル 、
モニカ・ヒルメロヴァ 、
フランコ・ネロ
若くしてオスマン戦争におけるハンガリー軍司令官フェレンツと結婚。
彼は英雄であると同時にその残忍な性格でも知られていた。
戦争で城には滅多に戻らず、戻っても侍女たちと思うがままの肉欲に耽る有様。
一方のエリザベートは夫の不在中に若き宮廷画家と恋仲となる。
しかし彼女はその不安定な精神状態からやがて残虐な性格を現し始める。
青年画家を弄び、やがては侍女たちにも手をかけるようになる。
1604年の夫の死後、広大なチェイテ城を自らのものとし強大な権力を得た彼女は、また同時に黒魔術にもはまってゆく。
タイトルと美しきヴァンパイアというコピーで借りた。
エリザベート・バトリーの事は知っていたが、てっきりバトリーを吸血鬼に仕立てたホラー物と思ったがハズレだった。
ホラーのホの字も出てこない。
バトリーは史上最凶の殺人鬼として有名で数々の音楽や映画で扱われていてギネスにも載っている。
この映画では、史上最凶の殺人鬼とは、嵌められて汚名を着せられたと解釈している。
史劇としては、それなりだが刺激が足りないので殺人鬼として描いたほうがインパクトがあっただろう。
ホラーの棚にあるので、勘違いすること請け合いだ。