製作年 1975年
製作国 フランス
配給 東宝東和
監督 ジャック・ドレー
脚本 アルフォンス・ブーダール
ジャック・ドレー
原作 ロジェ・ボルニッシュ
製作 アラン・ドロン、レイモン・ダノン
音楽 クロード・ボラン
スタッフ
ロジェ・ボルニッシュ / アラン・ドロン
エミール・ビュイッソン / ジャン＝ルイ・トランティニャン
カトリーヌ / クローディーヌ・オージェ
マリオ / レナート・サルヴァトーリ
ル・ニュス / アンドレ・プッス
国家警察局のロジェ・ボルニッシュは、恋人カトリーヌとの結婚を間近かに控え、折あらば大きな手柄をモノにして、主任ポストを獲得しようと、こころ秘かに狙っていた。
一九四七年、戦争が終わってからまだ間もない年の三月。敏腕刑事として同僚からも一目おかれているロジェのもとに、ある日とてつもない大きな事件がころがり込んできた。
暗黒街の大物で冷酷きわまりない殺し屋エミール・ビュイッソンが脱獄したというのだ。
ビュイッソンは、実兄のル・ニュス、仲間のボレック、マリオの協力で首尾よく娑婆に出るとすぐ、かつて自分を密告したティボンを愛用の拳銃Ｐ38で射殺した。幼い頃からアル中の父親に盗みを強いられて育ったビュイッソンの暗い過去。
その冷酷な才能と度胸は、ひたすら暗黒街の仇花である悪の栄光に接近し今ではフランス中を震えあがらせる殺人鬼として君臨しているのだ。
アラン・ドロンとジャン・ルイ・トランティニャン共演のサスペンス・ドラマ。
日本国外の事は知らないが、1970年代は日本でのアラン・ドロンの人気は凄まじいものだった。
映画雑誌の人気投票では常にナンバー1か上位で不動の人気を誇っていた。
また当時はフランス映画全盛期で、他のフランス俳優も人気があった。
この作品もアラン・ドロンの人気絶頂期に作られた1本。
内容自体は当時も、また今観ても特に面白いわけではない。
元々フランス映画なんてこんなもんだろう。