製作会社 リージェンシー・エンタープライズ
Alcor Films
配給 ワーナー・ブラザーズ
日本公開 1994年10月8日
上映時間 119分
製作国 アメリカ合衆国
言語 英語
監督 ジョエル・シュマッカー
脚本 アキヴァ・ゴールズマン
ロバート・ゲッチェル
原作 ジョン・グリシャム
製作 アーノン・ミルチャン
スティーヴン・ルーサー
音楽 ハワード・ショア
キャスト
レジー・ラブ / スーザン・サランドン
ロイ・フォルトリッグ / トミー・リー・ジョーンズ
マーク・スウェイ / ブラッド・レンフロ
ダイアン・スウェイ / メアリー=ルイーズ・パーカー
バリー・マルダーノ / アンソニー・ラパーリア
ハリー・ルーズベルト判事 / オジー・デイヴィス
クリント・フォン・フーザー / アンソニー・エドワーズ
マーク・スウェイは母親と弟のリッキーとトレーラーハウスに暮していた。
森の窪地で一台の大型高級車が止まっているのを目にしたマークたちは隠れるが、中にいた中年男が排ガス自殺をしようとしている場面に出くわす。
男はアルコールで酩酊していたため、マークは排気パイプからホースを抜くが見つかって車の中に引きずりこまれるが、クリフォードの隙をついてマークは逃げ出し、弁護士は拳銃自殺を遂げた。
トレーラーハウスに戻ったマークだが事件のショックでリッキーが病院に運ばれた。現場に近い場所に住む一家の異変は当局の知るところとなり、マークは自殺現場を目撃しただけで無関係と説明するが、警察は病院でマークの指紋を採取し車内に残された指紋と照合されクリフォードとの接触が明らかになった。
真実を証言しなければ司法妨害に問われるマークにメンフィスの顛末を知った剃刀が手下を使い「ばらしたら殺す」と脅しをかける。
家族を守るため戦うことを決意した少年は、病院で拾ったチラシ広告から弁護士事務所のあるビルを訪ねるが子供のため相手にされず、別の事務所を覗いたときにレジー・ラブと出会う。
マークの目を見ながらレジーは戦うには弁護士が必要だが雇うカネはあるかと尋ねた。
少年のポケットには一ドルしかなかった。
心の傷を抱えた弁護士が、絶体絶命のピンチに立つ11歳の依頼人のために検事とマフィアを向こうにまわして丁々発止のやり取りを繰り広げる。
1989年から1990年代にかけて、ジョン・グリシャム原作の映画が次々と公開されたが、これはその中の1本だ。
全て司法関係の話しだが、難しい内容ではなく一般の人にも簡単に理解できるストーリーになっている。
サスペンスとしての出来もよくハラハラさせられる展開だ。
スーザン・サランドンの演技に、いつの間にか引き込まれ最後には涙こぼれる感動のシーンへと繋がっていく。
この作品で描かれている弁護士は、非常に信頼できる弁護士に描かれているが、一般の人間には殆ど弁護士とは縁がなく、知っているのはTVでアホ面さらしている金の亡者的弁護士像が殆どだ。