製作会社 リージェンシー・エンタープライズ
ニュー・リージェンシー・プロダクションズ
配給 アメリカ合衆国 20世紀フォックス
日本 松竹/日本ヘラルド映画
公開 アメリカ合衆国 2004年4月23日
日本 2004年12月18日
上映時間 146分
製作国 アメリカ合衆国、メキシコ
言語 英語、スペイン語
監督 トニー・スコット
脚本 ブライアン・ヘルゲランド
原作 A・J・クィネル『燃える男』
製作 トニー・スコット
アーノン・ミルチャン
ルーカス・フォスター
音楽 ナイン・インチ・ネイルズ
ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
キャスト
ジョン・W・クリーシー … デンゼル・ワシントン
ピタ・ラモス … ダコタ・ファニング
ポール・レイバーン …クリストファー・ウォーケン
ミゲル・マンサーノ … ジャンカルロ・ジャンニーニ
リサ・ラモス … ラダ・ミッチェル
サムエル・ラモス … マーク・アンソニー
マリアナ・ゲレロ … レイチェル・ティコティン
ジョーダン・カルフス … ミッキー・ローク
政情の不安定なメキシコでは、誘拐は立派なビジネスとして成立していた。
裕福な家族はそんな不法ビジネスのターゲットにされており、ボディーガードを雇うことがメキシコでは常識であり誘拐保険に加入するための条件だった。
会社を経営しているサミュエル・ラモスは誘拐保険更新のためにその場しのぎで新しいボディーガードを雇わなければならなかった。
雇われることになったのは、かつて米軍の対テロ暗殺部隊に所属していたが、現在はアルコール中毒で給料が安かったジョン・W・クリーシー。
元軍人のクリーシーは少女のボディーガードにまったく興味を示さなかった。
最初はピタに「俺は君の友達じゃない」と冷たくあしらったりもしたが、次第に彼女に対し父親のような感情が芽生え、水泳や勉強を教え、家庭教師的な役割も果たすようになった。
そんなある日、ピアノ教室へ通っているピタの帰りを待っていたクリーシーの前に不審な車が通りかかる…。
ボディーガードと言えば、ケビン・コスナーの作品を思い起こされ、あの感じの作品かと思ったら少し違った。
前半はピタのボディーガードの経緯から行動までを、後半はピタが誘拐され復讐すると言うものになっている。
最初は仕事としかとらえていず、ピタに対して何の感情も持っていなかったが、話が進むにつれ父性愛のようなものが芽生えていく。
この感情の変化を上手く表現していて、ピタとのやりとりは微笑ましい限りだ。
後半からは一転してハードボイルドな展開になるが、特別感は感じられず普通のアクション映画以上のものはない。