原題 The Iron Lady
製作会社 パテ
フィルム4
UKフィルム・カウンシル
配給 アメリカ合衆国 ワインスタイン・カンパニー
イギリス 20世紀フォックス
日本 ギャガ
公開 アメリカ合衆国 2011年12月30日(限定)、2012年1月13日(拡大)
イギリス 2012年1月6日
日本 2012年3月16日
上映時間 105分
製作国 イギリス
言語 英語
監督 フィリダ・ロイド
脚本 アビ・モーガン
製作 ダミアン・ジョーンズ
製作総指揮 フランソワ・イヴェルネル
アダム・キューリック
キャメロン・マクラッケン
テッサ・ロス
音楽 トーマス・ニューマン
キャスト
マーガレット・サッチャー メリル・ストリープ
若年期のマーガレット・サッチャー アレクサンドラ・ローチ
デニス・サッチャー ジム・ブロードベント
若年期のデニス・サッチャー ハリー・ロイド
キャロル・サッチャー オリヴィア・コールマン
ジェフリー・ハウ(英語版) アンソニー・ヘッド
マイケル・ヘーゼルタイン(英語版) リチャード・E・グラント
1979年、父の教えである質素倹約を掲げる保守党のマーガレット・サッチャーが女性初のイギリス首相となる。“鉄の女”の異名を取るサッチャーは、財政赤字を解決し、フォークランド紛争に勝利し、国民から絶大なる支持を得ていた。しかし、彼女には誰にも見せていない孤独な別の顔があった。
イギリス初の女性首相、マーガレット・サッチャーの人生を、若年期から1990年の首相退陣に至るまで回想を挟みながら描いている。
政界引退後、認知症を患うマーガレットの実生活と重ね合わせながら、彼女のこれまで辿ってきた政治家、妻としての半生を振り返る構成で物語が進んでいく。
既に亡くなっている夫デニスが幻覚としてマーガレットと生活を共にしているという設定であり、彼とのやり取りの中で、政治家としての生活を優先するあまり、妻として母としての役割を放棄してきた葛藤も描かれている。
男社会の中での活躍は想像以上に激しく家庭との両立は難しいわけで、それを現在ではなく半世紀以上も前に成し遂げたわけで
あり、そこに描かれる葛藤や苦しみが上手く描かれている。
今まで知らなかった晩年の姿が描かれていて興味深かった。