配給 松竹
製作年 1981年
製作国 日本
言語 日本語
上映時間 96分
監督 蜷川幸雄
脚本 内田栄一
原作 鶴屋南北
製作 宮島秀司
製作 織田明
音楽 千野秀一
キャスト
伊右衛門 …. 萩原健一
いわ … 高橋惠子
そで … 夏目雅子
直肋 … 石橋蓮司
与茂七 … 勝野洋
宅悦 … 小倉一郎
おかみ … 赤座美代子
左門 … 鈴木瑞穂
うめ … 森下愛子
喜兵衛 … 内藤武敏
尾扇 … 石橋謙二郎
ある夜、伊右衛門は、自分の旧悪を知っている妻、いわの父、四谷左門におどされ、闇討ちにした。その頃、伊右衛門の仲間の直助は、恋の遺恨から、佐藤与茂七を殺そうとした。しかし、殺されたのは、人違いで与茂七の仲間だったが、直助は気づかなかった。いわとその妹で与茂七の妻のそでは、父や良人を失って悲しむが、伊右衛門と直肋は、何喰わぬ顔で仇討の助太刀を約束する。
伊右衛門は隣家の伊藤喜兵衛の娘、うめと恋仲になっていった。喜兵街は娘可愛さから、いわに毒薬を飲ますように伊右衛門をそそのかす。乳の出る薬と信じて毒薬を飲んだいわは、醜悪な顔と化していく。さらに伊右衛門は岡場所の主人、宅悦に間男まですすめ、うめと祝言をあげてしまう。そして、怨みの中で死んだいわを、伊右衛門は戸板に打ちつけ、川に流してしまう。
四谷怪談を現代風にアレンジしている。
スジはほぼ踏襲しているが、いたるところ今までの作品とは異なる解釈、演出をしている。
お岩役の高橋恵子のメイクも恐怖を覚えさせるほど崩れていないし、伊右衛門が殺した者が全て化けて出てくる。
恐怖度は低くホラー映画を見慣れてる者には物足りない。
荻野目慶子や本作の森下愛子等、素が変な者が白痴を演じるとハマリ役だ。
1番の見どころは、岩の妹を演じる夏目雅子だろう。