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Channel: 野良猫ロック
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震える舌

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配給 松竹
公開 1980年11月22日
上映時間 114分
製作国 日本
言語 日本語

監督 野村芳太郎
脚本 井手雅人
原作 三木卓
製作 野村芳太郎
織田明
音楽 芥川也寸志
テーマ音楽:バッハ「無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調」 チェロ演奏:藤原真理
協力:聖路加国際病院

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キャスト
渡瀬恒彦(三好昭)
十朱幸代(三好邦江)
若命真裕子(三好昌子)
中野良子(能勢)
越村公一(江田)
宇野重吉(小児科医長)
北林谷栄(昭の母)
梅野泰靖(昭の兄)
蟹江敬三(山岸)
中原早苗(貞恵)
矢野宣(私立病院医師)


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ある日、マンションの近くで泥んこ遊びをしていた女の子・三好昌子が、落ちていた小さな釘で手にケガをした。
数日後に歩き方がおかしいことに気づいき病院に連れていくが「大したことはない」と診断され、取り合ってもらえない。やがて昌子は痙攣を起こし、自身の舌を噛み切って悶え始めた。大学病院での専門医による検査の結果、昌子は破傷風にかかっていることが判明。

数億年前から生き延びてきた破傷風菌は人間の中枢神経を毒素で侵し、潜伏期を経て発症した患者の生還率は極めて低い難病を齎す。
ちょっとした光や他の子どもの笑い声などでも痙攣などの発作が起こってしまうため、真っ暗な防音された部屋で娘を献身的に世話をする両親は看病疲れにより精神的に追い込まれる。


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この作品は当然劇場で観て以来2度目の鑑賞になる。

医療ドラマというよりも、オカルト・ホラー的趣向で製作され、予告編での惹句も、「新しい恐怖映画」と銘打たれている。

予告編を見て『エクソシスト』タイプの映画だと思い込み期待で胸を膨らませ観に行った。
家路につく心境はご想像通り、裏切られたような騙されたような気持ちだった。

この映画の感想でトラウマになったと言う意見が多々あるが、こんな作り物でトラウマになる程弱い精神の人が何人もいるのか?

私は昔から親に言われて破傷風の事は知っていたので恐怖感はなかったが、騙される恐怖がトラウマになりそうだった。

恐怖を煽るような作りだが家族愛、人間愛で締めくくった作品だった。

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