配給 東映
製作年 1994年
製作国 日本
言語 日本語
上映時間 125分
監督 関本郁夫
脚本 松田寛夫
企画 日下部五朗
音楽 佐藤勝
キャスト
鶴 … かたせ梨乃
志津 … 斉藤慶子
照香 … 南野陽子
銀龍 … 鳥越マリ
春駒 … 中野みゆき
福太郎 …. 及川麻衣
富丸 … 国舞亜矢
檜垣俊太郎 … 本田博太郎
芸者置屋の女将 … 赤座美代子
半田 … 清水紘治
有働喜代治 … 中尾彬
宮川隆明 … 西岡徳馬
山岡八兵衛 … 津川雅彦
執行明 … 風間トオル
明治20年、九州の温泉芸者に売られてきた5歳の志津は見習い芸者の鶴と姉妹のように親しくなる。20年後、鶴は九州一の遊郭・東雲楼の女将に納まり、志津はその下でお茶子頭として働いていた。
そんな時、鶴のパトロンで相場師の山岡が事業に失敗し東雲楼を訪れた。鶴は山岡の再起のため東雲楼を担保に入れ有働組から資金を用立てるが、東雲楼を我が手中に収めたいと考える組長と情婦・照香の陰謀によって山岡は失脚、入水自殺を図るはめに。
鶴は山岡失脚の原因は第三者に漏らした志津の責任と、彼女を東雲楼から追放する。
場所、年代共『陽気楼』と同じくし、内容も細部こそ違えど似たような感じだ。
ただ主人公を体を売る女性ではなく、お茶子頭なる雑用係のトップだと言うことだ。
この手の映画は女性が主人公の話が多く、完全に男社会である中の楼閣の経営者として君臨する。
男をも使い男尊女卑に反発するような見方もできるが、結局は女を奴隷の如く使っている事に変わりなく男尊女卑の構図は何ら変わりない。
主人公は斉藤慶子でそこそこの演技だが、歴戦の姐御かたせ梨乃の迫力には敵わない。