製作会社 角川春樹事務所
配給 日本ヘラルド映画
東映
公開 1978年10月7日
上映時間 143分
製作国 日本
言語 日本語
監督 佐藤純彌
脚本 高田宏治
原作 森村誠一
製作 角川春樹
坂上順
遠藤雅也
主題歌 町田義人「戦士の休息」
キャスト
味沢岳史一等陸曹:高倉健
越智朋子・越智美佐子(二役):中野良子
北野刑事:夏木勲
長井頼子:薬師丸ひろ子
大場成明:舘ひろし
井崎昭夫:梅宮辰夫
村長警部:ハナ肇
渡会登:原田大二郎
月田署長:可知靖之
頼子の担任の先生:佐藤オリエ
井上先生:島かおり
ゲリラの首領:寺田農
田岡(羽代新報):夏夕介
自衛隊隊長:角川春樹
特殊工作隊隊員山中明:ジョー山中
ロバーツ大佐:リチャード・アンダーソン
皆川二等陸佐:松方弘樹
溝口市長:金子信雄
永川支店長:北村和夫
バーのマスター:田中邦衛
野村総理府総務長官:大滝秀治
古橋教授:山本圭
浦川隆志:田村高廣
坂本防衛庁長官:芦田伸介
和田陸将:丹波哲郎(特別出演)
大場一成:三國連太郎
岳史は東北地方での訓練中、越智美佐子という美しい女性と出会う。が、その直後に村において虐殺事件が起こり、美佐子も死んでしまう。ただ一人生き残った幼い少女・長井頼子を引き取り、育てることとなる味沢。
一年後、自衛隊を去った味沢は、新人女性記者の越智朋子と会う。美佐子の双子の妹である彼女は、実業家、大場一成とその息子の成明の不正を追っていた。朋子にとって、彼らは父の仇でもあった。可憐で明るい性格の朋子に惹かれていく味沢。二人は協力して調査を行い、絆を深め合う。やがて朋子は不正の重要な証拠をつかむが、大場一成は自身の邪魔となる人間をあらゆる手段を用いて排除する人間だった。ある夜、朋子は暴走族にさらわれ、衣服を剥がれて強姦される。さらに父の仇でもある成明にもレイプされた。
『人間の証明』に続き、角川で映画化された森村誠一作品で、映画化のため書き下ろされた。
薬師丸ひろ子のデビュー作であり、当然ブレイク前の作品でありながらポスター、パンフレット等では主役並みの扱いだ。
たいした演技力もなく、セリフは棒読み、そして特に可愛くもなく、私には売れたのが理解できない。
「ネバー・ギブアップ」の言葉が印象的な作品。
自衛隊がかなりのカットで登場しているが、自衛隊を良いイメージで書いていないので自衛隊からは一切の協力を得られず、一部アメリカで撮影されたため自衛隊に採用されていない戦車が写っている。