配給 東映
製作年 1971年
製作国 日本
言語 日本語
上映時間 97分
監督 小沢茂弘
脚本 笠原和夫
音楽 津島利章
キャスト
鉄砲松吉 … 高倉健
稲垣小芳 … 十朱幸代
稲垣伸太郎 … 藤浩
山田黒兵衛 … 辰巳柳太郎
御家政 … 池部良
青山圭介 … 大木実
安 … 山本麟一
辰 … 玉川良一
本堂雷山 … 渡辺文雄
明治二十年、九州博多の馬車会社の車夫松吉は、土地で事件を起こして、北陸金沢へ流れてきた。空腹のために動けなくなった松吉を優しく介抱したのは、稲垣芳恵だった。芳恵の父は維新前は武士だったが、米の仲買いに失敗し割腹した。芳恵は、弟の伸太郎に医学の勉強をさせるために、自ら小芳と名を改め芸者にでた。やがて松吉は、黒兵衛の経営する北陸逓送馬車会社で働くことになり、小芳を身請けするため、一心不乱に働いた。やがて代議士の青山が帰郷し、博徒上りの本堂がひきいる救国社から身を守るために黒田に護衛を依頼した。その頃、政治運動に走った伸太郎は救国社に加入し、青山の命を狙っていた。悲しみに沈む小芳のため、松吉は救国社に殴り込み、伸太郎を連れだした。
シリーズ11作目にして完結作。
本作の高倉健の役どころは、今で言う郵便配達人。
シリーズのラストを飾るヒロインは、初登場十朱幸代。
前半はいつもの角刈りとは違う健さんで違和感を感じる。
タイトルのドスはなかなか出てこないが、ラストに登場し凄まじい殺陣を披露している。