THE X-FILES SEASON ONE
Episode17. E.B.E"
"E.B.E."
監督 ウィリアム・グラハム
脚本 グレン・モーガン &ジェームズ・ウォン
ローン・ガンメン初登場エピソード。E.B.Eとは地球外生命体(Extraterrestrial Biological Entity)のこと。
軍がUFOを撃墜する。現場近くに出くわしたトラック運転手が何か知っているとにらんだモルダーは行動を開始した。
宇宙人にまつわる陰謀の核心に触れたエピソード。
イラク上空に出現したUFOをイラク空軍が撃墜。
NATOが回収した残骸と異星人を、米軍がトラックで移送しているらしい。
情報を得たモルダーとスカリーは、トラックの運転手に接触するが、何の情報も得られない。
積み荷の行方を追うモルダーに、ディープ・スロートが新たなUFO飛来の情報と写真をもたらした。
しかし、スカリーの冷静な分析で、その写真は偽物であることが判明モルダーはディープ・スロートに偽の情報を流した意図を説明しろと迫る。
異星人の存在を裏付ける物的証拠に遭遇する千載一遇のチャンスに巡り会ったモルダーは、とうとう、積み荷の最終目的地へたどり着く。
久しぶりにUFO地球外生命体のテーマに戻ってきた。
この回でローン・ガンメンの3人が初登場。
これで重要な脇役4人のうち3人まで登場した。
肺がん男、ディープ・スロート、ローン・ガンメン。
残りはスキナーだけとなった。
この回では残念ながら異星人の姿は登場せず。
この回を受けていよいよ物語も佳境に入ってきた。
Episode18. 奇跡の人
"Miracle Man"
監督 マイケル・ラング
脚本 クリス・カーター &ハワード・ゴードン
不治の病を治すといわれ、救世主としてあがめられる少年サミュエルが、最近治療を施した少女が死亡してしまった。
この出来事にショックを受けたサミュエルが姿を消す一方で、かねてからサミュエル一派に反感を抱いていた保安官が、彼らを殺人罪で告訴しようと、モルダーらに捜査を依頼する。
やがてサミュエルは逮捕されるが、モルダーは彼が自分の妹サマンサのことを言い当てたことに驚き、サミュエルの力は本物だと確信する。
法廷では無罪になったサミュエルだが、彼の治療を受けに来た車椅子の少女に手をかざしたとたん、またもや少女が死亡してしまい、再び留置されてしまった。
神の奇跡がテーマになっている。
神の奇跡の治療中に女性が死んでしまう。
神の力が消えたのか?
サミュエルが幼少の頃、火事の現場で大火傷をおって死んだ男に、神の奇跡で生き返らせた。
その男がサミュエルの神の奇跡の生き証人としてサミュエルに仕えていた。
しかしこれは、醜い姿で蘇らせた怨みを晴らそうとしてだった。
信者が死んだのは彼が毒殺したからだった。
良かれと思いした事が逆恨みを買ったわけだ。
当の本人は良い行いと思っても、相手にしてみれば迷惑な行為もあるという事だ。
そのような事は身近にもある事だ。
Episode19. 変形
"Shapes"
監督 デヴィッド・ナッター
脚本 マリリン・オズボーン
モンタナ州のインディアンに伝わる伝説の獣「マニトゥ」が甦る。
モンタナの牧場で家畜の殺害事件が多発していた。
ある夜、見回りしていた牧場主が襲いかかる獣を射殺。
ところが死体はインディアンの青年のものだった。
捜査を開始したモルダーは、現場で奇妙な足跡と抜け殻のようなものを発見。
スカリーも遺体の青年の犬歯が異常に発達しているのを発見した。
モルダーは今回の事件が、1946年、当時のフーバーFBI長官によって作成された、X-ファイル第1号事件に酷似していることに気づいた。
この地域では度々野獣が出てきては人間を襲っているらしい。
そして、次の犠牲者が出てしまった。現場にはまたも野獣の爪が落ちていた。
劇中、初代FBI長官エドガー・フーバーが関わった「Xファイル」第1号について言及される。
獣人伝説がテーマになっている。
劇中はマニトウというインディアンに伝わる悪魔だが、見た目は狼人間の事だ。
数多くの映画で取り上げられている古典的モンスター狼人間。
映像的には変身するしヴァンパイアに比べて見映えがする。
この作品のマニトウは狼人間同様変身するが月夜に関係なく夜には変身し噛まれた者も伝染する。
狼人間より弱く普通の銃で撃たれただけでしんでしまう。
ここに登場するインディアンの保安官も「ツイン・ピークス」ファンにはお馴染みの人物だ。
Episode20. 闇
"Darkness Falls"
監督 ジョー・ナポリターノ
脚本 クリス・カーター
ワシントン州オリンピック国立公園の山中で、森林伐採の作業員30名が忽然と姿を消した。
FBIは、森林伐採に強硬に反対する環境テロリストの仕業とみて、捜査を開始する。
捜査を担当したモルダーは早速、スカリーと森林警備隊を連れ現地に向かう。
そこでモルダー達は、繭に包まれ干からびた男の死体を発見する。
それは作業員の死体であり、樹齢数百年の古木が伐採されたことにより出現した古代虫の仕業だった。
森林伐採により樹に閉じ込められていた古代虫が蘇って人を襲う。
昆虫は人間の数億倍の種類がいると聞いた事がある。
なので、このような未知の虫がいても不思議ではないだろう。
しかし自分の体の数万倍以上もあろうかと思われる人間の体を数が集まったからといえ樹上まで持ち上げる事は可能なのか?