原題 The Outlaw Josey Wales
製作年 1976年
製作国 アメリカ
配給 ワーナー・ブラザース映画
上映時間 135分
監督 クリント・イーストウッド
脚本 フィリップ・カウフマン 、 ソニア・チャーナス
原作 フォレスト・カーター
製作 ロバート・デイリー
音楽 ジェリー・フィールディング
ジョージ・ウェールズ / クリント・イーストウッド
ローン / チーフ・ダン・ジョージ
ローラ / ソンドラ・ロック
テリル / ビル・マッキニー
フレッチャー / ジョン・ヴァーノン
グランマ・サラ / ポーラ・トルーマン
リトル・ムーンライト / ジェラルディン・キームス
南北戦争も終わろうとしていた1860年代なかば。ミズリーの丘を越えてやってきた赤足の一隊が、農夫ジョージー・ウェールズの妻と息子を殺し、リーダーのテリル大尉の剣で重傷を負ったジョージーを残して立ち去った。
幸い命をとりとめたジョージーは、復讐の一念から鋤を捨てて銃をにぎり、フレッチャー率いる反逆者の一団に加わって、テリルを捜すうち、戦争は終わった。
ほどなく反逆者たちに対する恩赦が発令され、フレッチャーたちはそれに応じたが、実はこれはテリルの策略で、少年ジェイミーを除いて全員が射殺された。
ただちにジョージー追撃の一隊が組まれ、命だけは助けられたフレッチャーも、しぶしぶそれに加わった。
その頃、ジョージーの努力の甲斐もなくジェイミーは死に、彼は1人、インディアンの土地に向かった。
途中で年老いたチェロッキー族のローン・ウェイティ、インディアンの少女リトル・ムーンライトと知り合い、テキサスをめざして一緒に旅することになった。
やがてインディアンへの武器密売で稼いでいるならず者の群れコマンチェロスに、ローラ・リーとその祖母サラが襲われているのを目撃し、救い出した。
行きがかり上、死んだ息子が残してくれた牧場に行くというサラとローラを連れて行くことになった。
牧場に向かう途中、コマンチ族の酋長テン・ベアーズの姿をみかけて、また闘いかと一同緊張したが、翌朝早く、ジョージーは危険を覚悟で単身テン・ベアーズに会いに行き、2人は血と血でかわす義兄弟の儀式をとりおこなった。
その夜、牧場では呑めや歌えの大騒ぎが続き、ジョージーとローラは結ばれた。しかしそれは一時の平安だった。執拗に追跡してきたテリルとその部下、フレッチャーが牧場をとり囲んだのだ。
クリント・イーストウッドの作品の中ではベスト5に入る程好きな作品だ。
西部劇の復讐物と話は単純だが面白い。
南北戦争時代の話だが、南北戦争としての戦闘は登場しない。
あくまでもジョージの復讐戦でジョージが絡まない戦闘は登場しない。
西部劇には無くてはならないインディアンも登場するので満足感は高い。
一つ難点を挙げるとすれば、この時期のイーストウッド作品には必ず出演しているソンドラ・ロックの存在だ。
公私混同も甚だしい。
ひと時も離れなくなかったのだろうか?
カミさんが可哀想だ。
まあ面白いからいいか。