製作年 2014年
製作国 日本
配給 東映
上映時間 85分
監督 小村敏明
脚本 吉田玲子
原作 手塚治虫
キャラクター・デザイン 真庭秀明 、 浅沼昭弘
音楽 大島ミチル
主題歌 浜崎あゆみ
キャスト
マーヤー天 吉永小百合
タッタ 松山ケンイチ
スッドーダナ王 観世清和
ルリ 真木よう子
ミゲーラ 水樹奈々
ブラフマン 哲夫
シッダールタ 吉岡秀隆
アッサジ 沢城みゆき
デーパ 藤原啓治
ルリ王子の母 島本須美
ヤタラ 大友龍三郎
ヤショーダラ妃 かかずゆみ
ブブダイジン 楠見尚己
パジャーパティ妃 東條加那子
2500年近く前のインドは、各国が群雄割拠している状態だった。
その一つであるシャカ国の跡継ぎとして生まれたシッダールタは、人はなぜ生きるのか、なぜ死ぬのか、幼い頃から考え続けていた。
成長したシッダールタは何不自由ない暮らしを捨てて出家し、その答えを求める旅に出る。
旅の途上で出会った少年・アッサジは未来を予見する力を持ち、自分がいつどうやって死ぬか知りながらその運命を受け入れていた。
アッサジから30年後自分の息子に殺されるとの予言を受けたビンビサーラ王は、その予言に苦しんでいた。
苦行を積むデーパは、苦行の一環で自分の目を焼く。かつてシッダールタに城の外の世界を教えたタッタは、今は盗賊となり、かつてシッダールタと身分違いのため引き裂かれたミゲーラとともに暮らしていた。シャカ国と対立する大国・コーサラ国に家族を殺されたタッタは、シッダールタに国に戻ってコーサラ国を倒してほしいと願う。
一方のコーサラ国では、シャカ族に欺かれ奴隷身分の女を妃にした国王の子ルリ王子が出自の秘密に苦しみ、シッダールタやシャカ族に強い怨みを抱いていた。
そしてシャカ国がコーサラ国に滅ぼされたと知ったシッダールタは、思い悩む……。
ブッダの第2弾で完結編。
シッダールタが修行の旅に出るところから始まる。
人は何故生き、何故死ぬのか等哲学的思考だが、物語は小難しくなく、素直な感動を生んでくれる。
前作以上に感動し号泣してしまう。
世の中の人々が皆欲を持たず、他人を思いやる、そんな当たり前の事を描いているわけだが、すべての人がそんな心を持っていたら世の中に悪人はいなくなる。
世の中の利己的強欲な政治家や悪党に見て欲しい映画だ。
声優という専門家がいるのに、映画になると俳優が演じてしまう。
声優の位置はよっぽど低いんだな。
もっとも俳優は声でも演じているから、やはり声優より上だな。