原題 Exorcist2 The Heretic
製作年 1977年
製作国 アメリカ
配給 ワーナー・ブラザース映画
監督 ジョン・ブアマン
脚本 ウィリアム・グッドハート
製作 ジョン・ブアマン 、 リチャード・レデラー
音楽 エンニオ・モリコーネ
キャスト
リーガン / リンダ・ブレア
ラモント神父 / リチャード・バートン
Dr.ダスキン / ルイーズ・フレッチャー
メリン神父 / マックス・フォン・シドー
シャロン / キティ・ウィン
コクモ / ジェームズ・アール・ジョーン
あの恐るべき事件から4年。
メリン神父の悪魔払いにより救われたリーガンも、今はニューヨークで平凡な学生生活を送っていた。
女優の母はアイスランドへ行っており、秘書シャロンがリーガンの世話をしていたが、彼女に再び異変がおこった……。
その頃、教会中央当局ではメリンに疑惑が集中、つまり彼は悪魔と手を結んだ異端の徒では、というのだ。
早速、枢機卿の依頼を受け、ラモント神父がやって来た。
彼はリーガンの記憶の中のメリンの生涯を調べ始める。
なんと、メリンは昔アフリカで、今や成人となった男の子に悪魔払いをしたことがあったのだ。
ラモントは、リーガンの記憶を追い、コクモに会うためワシントン、ローマ、そしてアフリカへ飛ぶ。
彼と会ったラモントは、メリンが立派な神父であることを確信した。
あれから4年後の出来事だが、前作の登場人物は主人公のリーガン、秘書のシャロン、そして回想シーンと過去のメリン神父のみだ。
監督が代わったせいか前作とはタッチが違い、別作品のようだ。
前作のような作品を期待して観ると肩透かしをくらい期待外れに思うかもしれない。
私も初めて観た時は、期待外れの感が強くがっかりしたものだ。
この作品は内面を深くえぐっていくので、何度か観ると理解できる。
悪魔とイナゴの、こじ付けには理解できないものがあるのだが…。
この作品はリンダ・ブレアーと脇を演技派のルイーズ・フレッチャーとリチャード・バートンが固め、メリンの正義を探る。
前作で体を張ってまでリーガンを救ったカラス神父については一言も触れてなく違和感があるが、それは3に続く。