配給 ワーナー・ブラザーズ
日本公開 1993年4月24日
上映時間 131分
製作国 1992年アメリカ合衆国
言語 英語
監督 クリント・イーストウッド
脚本 デイヴィッド・ウェッブ・ピープルズ
製作 クリント・イーストウッド
製作総指揮 デヴィッド・ヴァルデス
音楽 レニー・ニーハウス
キャスト
ウィリアム・"ビル"・マニー … クリント・イーストウッド
リトル・ビル・ダゲット …ジーン・ハックマン
ネッド・ローガン … モーガン・フリーマン
イングリッシュ・ボブ … リチャード・ハリス
スコフィールド・キッド …ジェームズ・ウールヴェット
W・W・ブーシャンプ … ソウル・ルビネック
ストロベリー・アリス … フランシス・フィッシャー
1881年のワイオミング準州。
ロッキー山脈を望むビッグ・ウィスキーという町の酒場で、娼婦と客の間にトラブルの末彼女の顔をナイフで切ったのだった。
リトル・ビルは、カウボーイ二人が七頭の馬をスキニーに引き渡すことで、一件を落着させた。
この裁定にスキニーは満足したが、娼婦たちは納得せず、年長のストロベリー・アリスが、娼婦たちの有り金とこれからの稼ぎをまとめ、1000ドルの賞金を二人のカウボーイの首にかけることにした。
一方、カンザスの田舎では、伝説的なアウトローのウィリアム・マニーが暮らしていた。
マニーはかつて列車強盗や保安官殺しで名を馳せた悪党だったが、11年前に妻と出逢ってからは改心し、農夫となっていた。
二人の子供にも恵まれたマニーだったが、三年前に妻には先立たれ、農業もうまくいかず、一家はひどい貧困に喘いでいた。
そんな或る日、スコフィールド・キッドと名乗る若い男がマニーを訪れ、賞金を山分けにするのでワイオミングへカウボーイ二人を殺しに行かないかと持ちかける。
一旦断ったマニーだったが、子供たちの将来のために金が必要だった彼はこの話に乗り、キッドを追いかけることにした。
その途中、マニーは近くに住む昔の悪党仲間の一人で、同じく足を洗って農夫をしているネッド・ローガンの所に、留守中の子供たちの世話を頼むために立ち寄るが、賞金を三等分するという条件でネッド・ローガンもこの話に乗り、連れ立ってキッドの後を追うことになる。
ネッドは、スペンサー・ライフルを使う射撃の名手だった。
西部劇でアカデミー作品賞を受賞した3作目の作品。
イーストウッドはこの作品の映画化権を製作の10年前に手に入れたが、イーストウッド自身が主役のマニーと同じ歳になるまで製作を待ったらしい。
数ある西部劇の中でも、重厚で見ごたえのある作品だ。
悪とは何なのか、正義とは何なのか、考えさせられる作品だ。
悪と正の境目、弱者と強者の区別線引きは非常に難しい。