配給 日活
公開 1964年4月29日
上映時間 82分
製作国 日本
監督 森永健次郎
脚本 棚田吾郎、須藤勝人
原作 三島由紀夫
音楽 中林淳誠
キャスト
久保新治:浜田光夫
宮田初江:吉永小百合
宮田照吉:石山健二郎
久保とみ:清川虹子
川本安夫:平田大三郎
千代子:松尾嘉代
灯台長:清水将夫
灯台長の妻:原恵子
歌島は伊勢海に面する周囲一里にもみたない小島である。
漁師の息子新治は、今日も太平丸に乗って浜に帰ってきた。
そこで新治は舟を引きあげようとする船主照吉の娘初江に会い、手をかして舟を引きあげてやった。
新治は浜にあがると、山の手にある灯台長のところに魚を届けにいった。
しかしそこで新治は、もらったばかりの給料を浜で落したことに気づき、あわてて引きかえした。
浜には、そんな新治を、笑いながらも、給料袋をひろって家に届けてくれた初江がまっていた。
家に帰っても新治は、初江の美しい瞳が忘れられなくなっていた。
ある日新治は林の中の“観的哨跡”でマムシにかまれた初江を助けてやり、漁の休みの日に再会を約した。
やがて漁が休みの嵐の日に、二人は観的哨で会った。
ずぶぬれになった二人は互いに着物を脱いで焚火をかこみ自然に唇が触れ合った。
昔山口百恵の『潮騒』は観たことがあるが、吉永小百合版は初めて観た。
話し自体は面白くもなくともなく、古臭いだけの作品だ。
ただ若い時の吉永小百合を知らないので、吉永小百合の初々しさ、太陽のような笑顔が眩しい。
吉永小百合ファンのための映画だ。