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怪談雪女郎

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配給 大映
製作年 1968年
製作国 日本
上映時間 79分


監督 田中徳三
脚本 八尋不二
企画 久保寺生郎
撮影 牧浦地志
美術 内藤昭
音楽 伊福部昭



キャスト
ゆき … 藤村志保
与作 … 石浜朗
奥方 … 長谷川待子
美濃権守 … 内藤武敏
行慶 … 鈴木瑞穂
惣寿 … 須賀不二男
成尋 … 北原義郎
そよ … 村瀬幸子
慈雲 … 清水将夫
松川 … 北城寿太郎
巫女 … 原泉



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与作が雪女にあったのはある山小屋だった。
国分寺の命で観音菩薩像を彫ることになった老仏師茂朝とともに、良質の木を求めて山林を歩き回っていたのだ。
雪女は吹雪を避けて二人が泊った小屋に現われて、茂朝を凍死させた。

だが、与作は雪女のことを他言しない、という約束で命を助けられたのだった。

与作の脳裡には雪女の美しくも恐ろしい姿が、いつまでも焼きついていた。

やがて春が来て、老師の代りに菩薩像を彫ることになった与作は、雨宿りを乞うた美しい娘ゆきと親しくなり、夫婦になった。

いつか、与作は雪女のこともあまり想い出さなくなり、幸せな毎日の中で、一心不乱にノミをふるった。
だが、与作はどうしても満足な像を刻めなかった。

観音像に必要な慈悲の目が刻めないのだった。
そんな間に時は過ぎ、ゆきは太郎を生んだ。



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誰でも幼少の頃に聞いた事があるであろう雪女。
怪談というより、お伽話のようだ。

大まかな流れは、かつて聞き覚えた話しと同じ内容になっている。
もっともオープニングとエンディングしか覚えていないが。

雪女は怨みで取り憑く、幽霊ではなく妖怪の類いだろう。

若くていい男だからと言って命を奪わず、後に嫁になるために現れる。
これは約束を守るか見守るためだろうが、若くていい男に欲情して現れたのではないかと勘ぐってしまう。

また与作は妖怪と肉体感けをもった男として語り継がれたのだろうか?


出演陣で知っている名前は、藤村志保だけだ。

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