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Channel: 野良猫ロック
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鬼畜

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英題 The Demon
配給 松竹
公開 1978年10月7日
上映時間 110分
製作国 日本
言語 日本語

監督 野村芳太郎
脚本 井手雅人
原作 松本清張
製作 野村芳太郎
野村芳樹
音楽 芥川也寸志


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キャスト
お梅(宗吉の妻):岩下志麻
竹下宗吉:緒形拳
菊代(宗吉の妾):小川真由美
利一(菊代の長男):岩瀬浩規(子役)
良子(菊代の長女):吉沢美幸(子役)
庄二(菊代の次男):石井旬(子役)
阿久津(印刷工):蟹江敬三
刑事(能登南警察署):鈴木瑞穂
婦警(能登南警察署):大竹しのぶ
捜査課長(能登南警察署):梅野泰靖
パトカーの警官:田中邦衛
貸付けの銀行員:大滝秀治
町医師:加藤嘉
アパートの管理人:江角英明
水口:穂積隆信
能登の役所の福祉係:浜村純
印刷屋の男:山谷初男
松山洋紙店店員:松井範雄
捜査係長(能登南警察署):山本勝
新幹線の車掌:三谷昇
能登の漁師:井上博一


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埼玉県・川越市。印刷屋を営む宗吉は、妻・お梅に隠れ、料理屋の女中・菊代を妾として囲い、7年の間に3人の子供を産ませていた。

しかし宗吉の印刷屋は火事で火の車。菊代に月々の生活費も渡せなくなっていた。生活に窮し業を煮やした菊代は3人の子を連れ、印刷屋に乗り込んできた。

愛人と隠し子の存在を知ったお梅は激怒し、子供たちの前で菊代と宗吉を攻め立てる。そして翌朝、菊代は印刷屋に子供たちを置き去りにして姿を消した。父として、なんとか子供たちを家に置いてやりたいと思う宗吉だったが、お梅は、子供たちに鬼のようにつらく当たるのだった。

ついに末子である次男・庄二が、お梅による育児放棄の末、衰弱死する。長女・良子を東京タワーに連れて行き、置き去りにする。

宗吉は息子を連れ、東海道新幹線に乗り能登半島にたどり着き、日本海を臨む岸壁で、宗吉は利一を海に落す。利一は、漁師に助けられ命をとり止めたが、刑事達に事情を聞かれても、黙秘を貫くのだった。
しかし利一の持ち物から足が付き、宗吉は殺人未遂の容疑で警察に拘束される。

刑事に付き添われ、宗吉は北陸の警察を訪れる。自身を崖から突き落とした父を目のあたりにしても、利一は刑事達に宗吉のことを庇い、涙を堪えながら「知らないおじさんだよ!」と否定する。そんな利一にすがりつき、宗吉は後悔と罪悪感で号泣するのだった。



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この映画を初めて観た時はかなりの衝撃が走った。
そして鬼畜の二文字が頭から離れなかった。

子供を置き去りにし捨てる鬼。
一片の同情心もなく子供を処分するように仕向ける畜生。
そして子供を置き去りにし、殺そうとする鬼畜。

岩下志麻と小川真由美の鬼のような表情に寒気を覚える。

嫁に反抗できず、いいなりになる緒形拳が1番マシに見えるが、躊躇ったとはい実の子を手にかける行為には悪寒が走る。

映画、小説の中の話だが、ニュースでは似たような報道は昔からあり鬼畜が蔓延る世界が現実なのだ。

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