製作会社 日活
配給 日活
公開 1962年3月4日
上映時間 91分
製作国 日本
言語 日本語
監督 舛田利雄
脚本 山田信夫
製作 水の江滝子(企画)
音楽 中村八大
主題歌「上を向いて歩こう」 坂本九
挿入歌「あの娘の名前はなんてんかな」 坂本九
【東京都】中央区(勝鬨橋、晴海埠頭)、文京区(東京大学校庭)、台東区上野駅
同時上映 石原裕次『銀座の恋の物語』
キャスト
河西九:坂本九
左田良二:浜田光夫
松本健:高橋英樹
永井紀子:吉永小百合
永井光子:渡辺トモコ
永井徳三:芦田伸介
久米刑事:大森義夫
ジェシー・牧:梅野泰靖
黒木恵子:高田敏江
少年鑑別所を脱走して「当たり屋」をした九は永井徳三に、良二はヤクザな商売をしている松本健に助けられる。
永井の娘が紀子で、小児まひを克服しているが精神的に歩けない妹の光子を九が歩けるように力づける。
良二は恩師のドラムをカタにするが負けて取られドラムを取り戻そうと車泥棒を持ちかける。
松本は妾の子で兄と確執があり兄の誕生日に健が訪問して大学生になったことを報告するが、父も兄も冷たい。紀子が激怒。
この九と良二の更生と趣味に傾斜する行く末を軸に、高度経済成長期に生きる若者達の青春群像を描いている。
冒頭で少年鑑別所から30人位の集団脱走が起こるが全員が壁を越えるまで気がつかないなんて、いくら昔でもあるわけないだろ!
良二の方はわかるが、九の落ち着く先が少年鑑別所から退院した少年を更生させるために尽力してる人物が脱走者をそのまま面倒見るなんてありえないだろ!
浜田のいかにもバカですと言ってるような笑い方。
最後は何もなかったようにみんなで歌った終わり、、、細かい事は無視した観客を舐めた作品だ。
もっとも吉永小百合を見るためだけに観たのでストーリーには期待していなかった。